私は、沖縄本島の離島の小さな島で生まれ育ちました。
島の生活は兼業農家で父は土木建設会社に勤め、母は農業へ従事していました。
農家の子供たちは唯一の労働力で、学校が終わると農作業や家畜の世話を任されていました。
日曜祭日、雨や風の日関係ありません。
沖縄本島の子供たちのように、おもちゃで遊ぶとか、バスに乗って街に繰り出し映画を観るなど
遊びはありませんでした。
また、家の修繕維持などの手伝いや、叔父が大工をやっていたので自宅の建替えや
親戚の住宅の建替え工事などにも駆り出され手伝いをしていました。
そのお陰で日曜大工は自然と出来るようになって、鳥小屋や犬小屋を作ったり、
自分で育てた鶏を喧嘩させたり、ゴミ捨て場から自転車の部品を集めて組み立てたり、
島の子供のあそびは生活に密接したものでした。
子供の頃のいろんな体験のお陰で、妻からのあれこれの要望に応えることができ
夫婦のコミュニケーションが取れています。
仕事ではペンやパソコンを持っていますが、休日はノコギリと金槌を持って頑張っています。
体験や経験で何一つ無駄になる事はありませんすべてが財産です。
仕事でも困っている人がいたら手伝いをし、
何で自分がと思われる仕事でも一生懸命取り組んで自分のものとすることで、
きっと後々の人生で生かされて来ると思います。
野村