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『淡海乃海 水面が揺れる時』
2021.07.02. 未分類

最近読んで面白かったものが、『淡海乃海 水面が揺れる時』という小説です。

淡海とかいて(あふみ)と読むそうです。

小説で10巻、漫画で5巻まで発行されています。最初はネットにある無料オンライン小説「小説家になろう」というサイトで読みました。原作者はイスラーフィールさんというペンネームの方です。

漫画で5巻まで購入済みです。(笑)

 

内容の方はタイムスリップというか、昔の人物に生まれ変わるというものです。

舞台となるのは戦国時代で織田信長が当主になる前、一五五〇年。足利将軍家が三好家に追放され、室町幕府の崩壊が始まった歴史的な年。

近江にある小領地・近江の国(滋賀県)に8000石の領土を持つ朽木(くつき)家でわずか二歳にして当主へ就任した朽木基綱【竹若丸】。

史実では信長、秀吉、家康に仕え84歳まで生きた人物。

 

 

 

 

 

 

物語では歴史好きな現代日本人54歳の生まれ変わり。

現代知識を使い楽市楽座、兵農分離、鉄砲、硝石も独自に作り始めて、隣領の領地を取り5万石になります。次に浅井氏を破って30万石になります。その後も、朝倉氏を破り、六角氏を破り、北陸をさらに広く平らげ、どんどん領地を拡大していきます。蝦夷地、明、南蛮、琉球と交易相手を増やしていき、経済力は拡大。現代人らしく情報の大切さも理解しており、忍び衆の待遇を改善し信頼を勝ち取ります。こういう風に書くと無双状態ですが、この時代が自分の知っている歴史と少しずつ変わる中で、どう生き残るか戦略を巡らし、どうやって戦国武将と渡り合っていくのか、そのドラマが面白いです。

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