最近、薬を処方された際のやり取りで、懐かしい表現がありました。
2種類の薬が処方されたのですが、それぞれの服用のタイミングや効能を説明する中で
「この「ピンクい」色の薬は食後、1日3回服用してください」との表現。
たしか(ピンク+い→ピンクい)は小学校位に偶に聞いたようなことがある
と図工の時間を思い出していました。
「ピンクい」という表現は違和感があります。なぜ違和感があるのでしょうか。
(色+い)の表現は普通にあります。例えば「黒い・白い・赤い・青い」なのです。
気になって調べたところ、日本語学校のブログに、このことが載っていました。
外国人に教えている時に非常に苦労した内容でした。それによると
色の表現では3種類あり、①色の名前+い ②色の名前+色い ③色の名前+の
があるそうです。
問題はどの色の時に何が当てはまるかということで、ブログでも外国人にルールを聞かれて、それの答えに窮している内容だったのですが、結論は①、②の色は決まっていて、①と②の色を覚えてしまえば、他は③で表現するとのことでした。
ちなみに①は赤・青・黒・白の4種類 ②は茶・黄の2種類 他は③で対応になります。
- と②は「い」の代わりに「の」を使って表現することもありますが「い」が
使えるかで言うと①と②になります。
またどうして①と②が「い」を付けることができるのかは機会があれば
紹介したいと思います。日本の歴史に由来する話です。